WBC世界ウェルター級王者アンドレ・ベルト(米)-挑戦者カルロス・キンタナ(プエルトリコ)のタイトルマッチが10日(現地時間)米フロリダ州サンライズで行われ、ベルトが8回TKO勝ちで4度目の防衛を果たした。
1月30日にシェーン・モズリーとの統一戦が組まれていたベルトは、ルーツであるハイチで発生した大地震のため、試合をキャンセル。家族とともにハイチで被害救済活動に専念した。
キャリア最長のブランクをつくったベルトに対し、元WBOウェルター王者キンタナは、サウスポースタイルから序盤パンチを巧打する。しかし3回、プエルトリコ人はラビットパンチで減点。その後、5回ダメージングブローを浴びせたベルトは8回、連打で追い詰め、最後は右で棒立ちにさせ、ストップを呼び込んだ。TKOタイムは2分16秒。
キャッチフレーズ“ハイチへの戦い”を制したベルト(26勝20KO無敗)はメイウェザー-モズリー戦の勝者、パッキアオのライバルとして存在をアピールした。キンタナは27勝21KO3敗。
セミで行われたWBA世界フェザー級暫定王座決定戦は、WBA世界S・バンタム級王者からフェザー級転向を決意したセレスティーノ・カバジェロ(パナマ)がダウド・ユルダン(インドネシア)を2回に倒し、12回大差の判定勝ちを収めた。
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