2010年1月22日金曜日

パッキアオ×クロッティ戦3月挙行


「パウンド・フォー・パウンド・キング」マニー・パッキアオの次戦が3月13日、米テキサス州アーリントンのカウボーイ・スタジアムで、WBO世界ウェルター級1位(元IBF同級王者)ジョシュア・クロッティ(米)を相手に行われることに確定した。
 両者は現在全米に宣伝ツアーを敢行中で、20日にはニューヨークで記者会見を開き、「クロッティはコットより大きく、強い選手。勝つとは約束しないが、いい試合をする」(パッキアオ)。「(パッキアオとの対戦は)自分として奇跡的なチャンス。お客を喜ばせる試合をする」(クロッティ)とそれぞれ抱負を語った。
 試合はパッキアオがコット戦で獲得したWBO世界ウェルター級王座が懸けられる。多くが期待したフロイド・メイウェザーとのメガ・ファイトは、メイウェザー陣営が「五輪方式」のドーピング検査を提案。薬物使用を疑われたと受け取ったパッキアオ陣営が「私を侮辱するもの」と反発し、交渉は白紙に。フィリピンの国政選挙に立候補する予定のパッキアオにとって、3月以降に試合を行うことはスケジュール的に不可能なことだったという。そこで代わりに相手に選ばれたのがクロッティ(32)。35勝20KO3敗。パッキアオが倒したコットに敗れているが、ナチュラルのウェルター級で、かつ強打者であることから、「危険な相手」という声も少なくない。パッキアオ(31)は50勝38KO3敗2分。
 写真は記者会見でボブ・アラム・プロモーターを挟んで撮影に応じるパッキアオ(左)とクロッティ=PHOTO/SUMIO YAMADA=

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