2010年1月7日木曜日

残念…パッキアオ-メイウェザー戦実現せず

 5日に続き、翌日6日(現地時間)も両陣営の仲裁会が行われていたスーパーファイト、マニー・パッキアオ-フロイド・メイウェザー戦は残念ながら実現しないことが決まった。
 問題となっていた薬物検査に関して、パッキアオ側は尿の抜き打ち検査と試合前後3回の血液の定期検査に同意したが、メイウェザーは血液についても抜き打ち検査を主張。会議は平行線をたどったまま解決せず、仲裁会は失敗に終わった。
 血液検査を拒否したパッキアオを非難、薬物使用疑惑をかけたメイウェザー陣営をパッキアオ側が裁判に訴え、不穏な空気が流れた超ビッグマッチ。デラホーヤ-メイウェザーを上回る興行成績を上げるだろうと期待されただけに関係者の落胆は隠せない。
 パッキアオのボブ・アラム。プロモーターは「マニーは条件を呑んだけど、メイウェザーは拒否した。彼のビジネス・マネジャーとシェーファー(GBP重役)はフロイドを説得しようと努めたけど、ダメだった。初めからファイトする気がなかったんだ。私は試合が成立しないとずっと思っていた」と語気を荒くした。
 アラム氏によると、パッキアオは3月13日か20日、ラスベガスのトーマス&マック・センターで、WBA世界S・ウェルター級王者ユーリ・フォアマンに挑戦するという。もしパッキアオが勝てば、6階級制覇となる。

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