元日本ミドル級チャンピオンで札幌協栄赤坂ジムの名誉会長、赤坂佳昭さん(現役時は義昭)が28日午後4時20分、慢性腎不全のため札幌市内の病院で亡くなった。66歳だった。
15年前に倒れて以降、長い闘病生活を送っていた。この間にジムを引き継いだ長女の赤坂裕美子さん(現マネジャー)が日本L・フライ級王者畠山昌人(現会長)を育て、父が指導者として果たせなかったチャンピオンの夢を実現している。
赤坂さんは秋田県出身。最初は相撲界に身を投じ、宮城野部屋に入門。「郷の山」の四股名で三段目まで出世したが、3年で廃業し、ボクシングに転身。相撲界引退から1年後には暁ジムからプロ・デビュー。相撲出身らしく、てっぽうで鍛えた両腕にパワーを秘めたボクサー・ファイターだった。
帝拳ジムに移籍した直後の67年5月、海津文雄(笹崎)に判定勝ちし、日本ミドル級王座獲得。これは2ヵ月後の再戦で奪い返されたが、同年11月、海津返上後の空位の王座を武田昭峰(船橋)と争い、判定勝ちで2度目のチャンピオン獲得を果たす。3度目の王座獲得を期してカシアス内藤(船橋)と空位の王座を争い敗れたのが最終戦だった。通算22勝10KO20敗1分。
なお葬儀の日取り、式場は下記の通り(喪主は夫人の和子さん)。
通夜・29日18時より 告別式・30日11時半より
いずれも式場は札幌霊堂(札幌市豊平区平岸4条15丁目3-9、電話011-821-8086)。
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