2009年12月13日日曜日

ダルチニヤン、ブラッドリーとも暫定王者に圧勝

 12日(現地時間)米カリフォルニア州ランチョ・ミラージュで行われた2つの世界戦は、いずれも王者が暫定王者に圧勝した。
 まずWBA&WBC世界S・フライ級王者ビック“レイジング・ブル”ダルチニヤン(豪州=アルメニア)はWBC暫定王者トマス“グサノ”ロハス(メキシコ)と防衛戦兼統一戦。この試合が前IBF世界バンタム級王者ジョセフ・アグベコ(ガーナ)に挑戦後の再起戦となるダルチニヤン。サウスポー対決は出だし、長身スリムのロハスがコンビネーションを決めたものの、初回終盤ダルチニヤンの左スウィングがヒット。パワーの差は歴然としており、2回終了間際、ダルチニヤンの左強打が炸裂し、メキシカンはエプロンに昏倒した。KOタイムは2分54秒。
 一方、WBO世界J・ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)は同級暫定王者ラーモント・ピーターソン(米)を相手に防衛戦兼統一戦。試合はスピードと機動力に勝るブラッドリーが3回に右でダウンを奪うなど優勢。その後もアウトボクシングでポイントを積みかさめる堅実な戦いぶりでリード。王者同様無敗のピーターソンは懸命に前進して食い下がるが、逆転打は生まれず、スコアは118-110,119-108,120-107と大差で地元選手ブラッドリーの勝ちだった。

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