2009年12月10日木曜日

家住晴れて正規王者に 統一戦で和田峯2度倒す


 8日夜東京・後楽園ホールで行われた東洋太平洋L・フライ級チャンピオン統一戦は、暫定王者の家住勝彦(レイスポーツ)が3―0の判定勝ちで正規王者の和田峯幸生(筑豊)を下し、堂々正規王者となった。試合は3月に地元・福岡市田川市で初防衛戦を予定していた和田峯が直前の交通事故に遭って頸椎(けいつい)捻挫。治療中に暫定王座に就いた家住との王座統一戦として注目された。家住が鮮やかな速攻で1回に2度のダウンを奪い主導権を奪う展開。序盤でのKOが予想されたが、2回から和田峯はジャブで必死に体制の立て直しに出た。家住もカウンター狙いの大振りも目立つなど、ともに決定打に欠けて終盤に突入。オープンスコアシステムの4、8回はいずれも家住がポイントをリード。10回序盤に和田峯が強烈な右フックで家住のバランスを崩す場面を作ったが、家住が逃げ切った。和田峯は事故の影響を「問題ない。期間があったから」と否定。地元から一転、アウエーの試合にも「消極的だった」と反省のみを語った。採点は116-112、118-108、116-111。

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