22日愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールにて行われた昼夜二部興行「SUPER FIGHT 26」。松田ジム主催の昼の部には同ジムの日本ランカー4人が出場した。
メインイベントのライト級8回戦は、日本ライト級3位の川瀬昭二(松田)が金丸清隆(正拳)に判定勝ち。採点は79-74と79-73が2人。両者よく動いてキビキビとしたパンチの交換が続いたが、体格に勝る川瀬の左フック、そして右ストレートが有効に捕える。しかし川瀬のボクシングはキレイで倒し切るもう一歩が足りない。最終回はKOを狙ってプレッシャーを強め、手を出し続けたが、金丸の足は止まらず試合終了のゴングを聞いた。セミファイナルは本日一番の好カード、日本L・フライ級3位 佐野友樹(松田)と小野心(花形)の一戦は、2回53秒、偶然のバッティングによる負傷引き分け。試合はサウスポーの小野が回り、佐野が追う展開。お互いジャブよりも利き腕のストレートを伸ばし合う。2回、小野が右フックを引っ掛け、佐野がバランスを崩したが、すぐに立て直して右ストレートをヒット。しかしそこで両者の頭が当たり、佐野が頭部をカット。ドクターチェックにより試合が止められたが、好試合の予感があっただけに残念な結末だった。日本フライ級1位にランクされる有富康人(松田)は二村英二(とよはし櫻)に4回1分2秒TKO勝ち。両者の力量差は明らかで、3回以降、有富にもう一発見映えのいいヒットがあればいつ止めてもおかしくない状況ではあったが、もう一歩出ることができなかったり、抱きつかれたりと、ストップ勝ちにも消化不良な印象を残した。 日本S・フライ級11位松浦克哉(松田)は、中村優一(正拳)に6回2分TKO勝ち。両者ボディーを叩き合う接近戦の中で、右ショートアッパー、右オーバーハンドを交えて優勢に試合を進めた松浦が、最後は連打でレフェリーストップを呼び込んだ。 その他、前座6回戦では、東洋王者時代の長谷川穂積に挑戦経験のある宇野寿修(薬師寺)が3年2ヵ月ぶりの再起戦&移籍初戦で、昨年度中日本新人王MVPの高山慎司(松田)に4回途中での負傷判定勝ち。採点は39-38と40-38が2人。
また4回戦でも今年度実業団ウェルター級優勝の滝本裕大(薬師寺)と世界戦の決まった内山高志(ワタナベ)の実弟、内山篤(松田)のデビュー戦。昨年度国体王者 田村将道(三河)の再起戦と盛り沢山。名古屋で行われている大場浩平(大一スペースK)の防衛戦と同時刻で行われるのが勿体ない陣容だった。(S)4回戦の試合結果は下記の通り(左側が勝者)。滝本裕大(薬師寺) 判定 曽我部マルコス(松田)39-37、39-38(滝本)、39-38(曽我部)内山篤(松田) 判定 喜多竜馬(三河)40-35(3人)田村将道(三河) KO1回2分35秒 岩田裕司(中日)
0 件のコメント:
コメントを投稿