2009年10月11日日曜日

バスケス復帰戦にKO勝ち


 リングから離れていた前WBC世界S・バンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)が1年7ヶ月ぶりに登場。10日(現地時間)ロサンゼルスのノキア・シアターで元ランカー、アンヘル・プリオロ(コロンビア)と10回戦を行った。
 久々の実戦のせいか、序盤からプリオロの右をもらうバスケスは2回に左目を切り、右目もアザができる。ブランクをつくる原因となった眼疾が再発するのではと危惧されるが、6回、バスケスはパンチをまとめて優勢に立つ。だが、7回、左マブタがパックリと開き、血が噴き出す。ドクターストップがかかってもおかしくない傷だが、続行が許される。迎えた9回、傷だらけのバスケスのアタックの前にプリオロはダウン。バスケスが2度ダウンを追加すると、主審が試合を止めた。KOタイムは2分10秒。
 ラファエル・マルケスとの第4戦が噂されるなど表舞台に戻ってきたバスケスだが、傷つきやすい目が気がかかりだ。(三浦勝夫)

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