王者デンカオセーン巡る“争奪戦”――WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)への次期挑戦者の座を巡り日本人選手が争奪戦を繰り広げている。
6日にデンカオセーンに退けられた亀田大毅(亀田)陣営は採点を不服としWBAに再戦要求しているが、初防衛戦の相手だった久高寛之(仲里・ATSUMI)側もここにきて再戦の要望書をWBA本部に送った。
久高は5月に王者の地元タイへ乗り込み挑戦し、1-2判定で惜敗。以降も再挑戦に向けてタイ側へのアプローチを続けており「12月にできるように準備している」(林隆治マッチメーカー)という。亀田も年内の再挑戦を希望しているが、原則的に直接のリマッチは禁止されているため、先行きは不透明だ。さらにフライ級を卒業したと思われていた前王者・坂田健史(協栄)もS・フライ級との両にらみ状態のようで、金平桂一郎会長が現在タイに渡っているという。
なお、同級は9月に暫定王者ルイス・コンセプシオン(パナマ)が誕生している。本来ならデンカオセーンとの統一戦となるのが筋だが、こちらは11月に初防衛戦を行う情報がある。
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