2009年10月15日木曜日

バレロに暫定王座 デマルコ-アルファロで決定戦


 WBCは4月の王座決定戦以降リングから遠ざかっているWBC世界ライト級王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ)に対して暫定王者を設ける決断を下した。理由はズバリ「ブランクが長い」。11月ラスベガスに登場を予定していたバレロだが、アメリカの入国ビザ取得を拒否され、母国へUターンを余儀なくされていた。
 暫定王者決定戦は今月31日、ラスベガスのトレジャーアイランド・ホテル&カジノで、1位アントニオ・デマルコ(メキシコ)と前WBA王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)の間で行われる。
 日本で小堀佑介と対戦したアルファロは王座返り咲きのチャンス。対するデマルコはすでにバレロへの指名挑戦権を得ているが、まずはタイトル獲得を優先した。メキシコ・ティファナでロムロ・キラルテ・トレナー(マヌエル・メディナ、ラウル・ペレス、ディナミタ・エストラーダらの王者を育てた人)の指導の下トレーニング中のデマルコは「バレロに挑戦することに何の恐れもないけど、私のマネジャーは暫定戦で経験を積んでからでも遅くない、と判断した」とコメント。アルファロとの強打戦は今から楽しみだ。
 なお同日のメインはジョセフ”キングコング“アグベコ(ガーナ)-ジョニー・ペレス(コロンビア)のIBF世界バンタム級タイトルマッチ。
 一方、12月ベネズエラで自ら主催する興行で防衛戦を予定するバレロの相手は近々決定することになっている。

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