韓国と日本のリングを行き来して戦う横浜さくらジムの木村隼人が16日、後楽園ホールで元世界ランカーのジョルダルイジ石原(本名ホベン・ホルダ=グリーンツダ)と対戦。比国人のベテラン・サウスポーを4回TKOに仕留めた。
開始から木村がスピードあふれるワンツー、コンビネーションで攻めた。ジョルダルイジも右フックを合わせたり、変則的なアッパーを決めて抵抗するが、木村は連打の中で左ボディーを効果的に打ち込み、ベテランの戦力を削いでいく。迎えた4回、ロープを背負わせた木村は右カウンターをヒット。すぐさまラッシュに持ち込むと、ジョルダルイジがクリンチに来たところを左フックでとらえた。たまらずジョルダルイジは倒れかかり、福地主審が試合をストップ。20歳の新鋭の活きのいいパフォーマンスだった。
木村はこれで15勝10KO1敗。唯一の黒星は4月に韓国バンタム級王座を争ったときのものだが、それ以前に木村は韓国S・フライ級王座、WBOアジアパシフィック同級王座を獲っている。現在はOPBF・S・フライ級7位。次戦は韓国のWBC総会期間中、11月6日に比国人と対戦を予定している。「最近やっとリングに慣れてきた」と笑顔で話した。
そのほか、この日の試合結果は以下の通り(左が勝者)。
8回戦 濱中優一(国際)TKO4回 ソングウィット・ポーティティマ(タイ)
4回戦 高山祐喜(新日本カスガ)判定 小川昂大(KS)
4回戦 古矢直(新松戸高橋)引き分け 高橋徹(E&Jカシアス)
4回戦 原口一喜(熊谷コサカ)KO1回 中尾裕之(相模原ヨネクラ)
4回戦 浜田祐輔(角海老宝石)TKO3回 渡邉裕次郎(京浜)
4回戦 樋口幸資(新松戸高橋)TKO1回 藤山健二(F・I)
4回戦 佐々木小次郎(レイS)判定 須山龍一(京浜)
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