眼疾のためリングから遠ざかっていた前WBC世界スーパー・バンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)のカムバック戦が決まった。バスケス(31歳)は10月10日、ロサンゼルスのノキア・シアターでアンヘル・プリオロ(コロンビア)を相手に10回戦を行う。
バスケスは宿敵ラファエル・マルケスとの激闘がたたり、右目を負傷。一時は現役引退の瀬戸際に立たされた。その間、正規王者から名誉王者に肩書きが変わり、西岡利晃(帝拳)が暫定王座を獲得。さらにバスケスの王座が剥奪され、西岡が正規王者に昇格した経緯がある。
昨年3月のマルケス第3戦以来1年7ヶ月ぶりの試合。ブリオロ戦を主催するのはデラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)。24日(現地時間)には試合発表会見が開催され、「私はチャンピオンだったので、長く試合から離れて無冠の痛みを感じた。復帰が決まり、それが間近なのが何よりうれしい」とバスケス。以前傘下だったGBPと再契約、というところまでは行っていないが、関係が親密になったのは確かなようだ。
今後バスケスは階級を上げて王座復帰を目指すと公言しており、マルケスとの4戦目が実現してもフェザー級での試合になる。(三浦勝夫)
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