JBC(日本ボクシングコミッション)の9月度ランキングから、新たにS・ミドル級超(76.2キロ~)の4クラスが設けられることになった。24日行われた同ランキング委員会にて決まった。現状ミニマム~ミドル級の13階級に加え、今後はS・ミドル、L・ヘビー、クルーザー、ヘビーのそれぞれ重量級が“登場”する。
これまで日本のランキングは昭和32(1957)年にヘビー級王座を一度設けたきりで、選手数の少なさからS・ミドル級以上の重いクラスが存在しなかった。しかし近年、重量級ランキング設置の機運が高まり、このたびつくられることになった。
もっとも、現在S・ミドル級以上で活動するボクサーの数はランキングを整備できるほど多くなく、今回はまず枠をつくった形。具体的に選手がランクされたわけではないが、いままでは存在すらしなかった日本重量級だけに、これを励みにボクサーを志す若者も増えるかもしれない。
今年は9月14日現在、S・ミドル級以上でライセンス更新した選手が15人。さらに東日本ボクシング協会によると、年内予定のプロテストを受験する見込みの選手も東日本だけで10人いるという。安河内剛JBC事務局長は「協会と協力しながら、これら重量級ボクサーの育成をしつつ、ランキングに載せられるような選手をひとりでも多くつくっていければ」と方針を語った。
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