日本初、女子世界王者同士によるタイトルマッチが12月6日、大阪南港のATCホールで開催されることが18日、発表された。WBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(フチュール)がWBC女子世界ライトフライ級王者・富樫直美(ワタナベ)と激突。ウエートはミニマム級で行われる。WBCの承認はすでに得て、あとはWBAの回答を待つばかりという。
多田はジムがある京都市で会見し「ボクシングだけどアートに近づけます」と決意表明。前日、理髪店で髪をバッサリ切って臨んだ会見。消化不良の小差判定勝利に終わった前回初防衛戦のモヤモヤを断ち切る覚悟を行動で示した。「きれいサッパリ洗い流そうと思った。前回はKOしようと色気を出し過ぎ。今までやってきたボクシングをする」と続けた。
両者はアマ時代の2006年3月に対戦経験があり多田が3回ポイント勝ち。富樫はその負けをバネにプロ転向後、飛躍。再戦を熱望してきただけに「根に持ったらアカン。未練たらしい」と返り討ちにする意気込みを示した。ジム特別顧問の元世界王者・畑山隆則氏は「引き出しの多さでは多田。女子ボクシング人気の起爆剤になれば」と期待した。
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