WBO世界ライトフライ級王座に次ぐ2階級制覇を目指すWBA世界スーパーフライ級1位ウーゴ・カサレス(メキシコ)が24日、大阪市の六島ジムで公開練習に臨み、スパーリングは行わなかったがマスボクシングやサンドバック打ちを披露した。
メキシコでの2カ月間の調整で150~160回のスパーリングを積んだというカサレスは名城のプレッシャーに対応するため5階級上のライト級選手とも手合わせしてきたことを告白。「名城は強くボクサーだが欠点も持ち合わせている。防御が弱くクレバーさに欠ける」と切り捨てた。指摘の根拠は名城戦を映像で分析した結果による。
「気力と根性でボクシングをしている印象。そういう欠点をついていきたい」。前回初防衛戦は挑戦者冨山浩之介(ワタナベ)から1、6回に2度ダウンを奪われる絶体絶命の危機から8回逆転TKO勝利。その攻撃力に敬意は抱いても防御にはつけ込むスキありと見ている。
この言葉に反応したのが名城陣営の藤原俊志トレーナー。シャドーやサンドバック打ちで得意のスイッチを惜しげもなく見せつけた挑戦者に対し「かっこよくやっているのに、格好よく見えないのはうまくないから。どうすれば攻略できるか考えてみていたが、早速3つくらいできた。名城はクレバーじゃない?そう思ってもらえる時点でカサレスはクレバーじゃない。過信している」と厳しい口調で反論した。
0 件のコメント:
コメントを投稿