2009年8月9日日曜日

元王者ラリオスが引退発表


 日本のリングにも何度も上がった元WBC世界スーパー・バンタム級&フェザー級王者オスカル“チョロロ”ラリオス(メキシコ、32歳)が現役引退を発表した。 ラリオスは8日(現地時間)地元メキシコ・ハリスコ州サポパンで行われた興行で、リング上から引退の胸中を明かした。「ボクシングは私に多くの満足を与えてくれた。ファンのみなさん、関係者、マスコミのサポートに心から感謝します。グラシアース!」。声は途切れ途切れで、最後は涙声になった。
 1994年1月プロデビューしたラリオスは、2002年5月、イスラエル・バスケスを12回KOで破り、WBC・S・バンタム級暫定王座獲得。その後正規王者に昇格し、同タイトル9度防衛。同じバスケスに3回TKO負けでベルトを失ったが、08年5月、WBCフェザー級暫定王者に。1度防衛後、正規王者となった。今年3月の粟生隆寛(帝拳)との第2戦がラストファイト。これまでの戦績は63勝39KO7敗1分。
 なお、この日のメインではホープ、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ、NABFウェルター級王者)がマラット・クゼエフ(ロシア)に2回2分33秒KO勝ちで、WBCユース・ウェルター級王者に就いている。=写真はラスト・ファイトとなった去る3月の粟生戦直後=

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