2009年8月9日日曜日

石田-アベンダーニョで”暫定戦” 8月30日大阪


 金沢ジムの金沢英雄会長は8日、WBA世界スーパーウエルター級4位・石田順裕(金沢)が今月30日大阪府立体育会館第1競技場で世界初挑戦すると発表した。WBA世界同級5位マルコ・アベンダーニョ(ベネズエラ)との暫定王座決定戦。
1カ月の米ロサンゼルス合宿を打ち上げて帰国した石田は「決まったと聞いてうれしかった。前回が地元判定との声もあったのでスッキリ勝ちたい」と早くも気合い十分だった。両者は昨年9月以来の再戦。前回は石田が10回判定勝ちした。ところが5回にダウンを喫する2―1の小差で今回こそ真価が問われるリングとなる。
1カ月のロス合宿では連日10回のスパーリングを消化。課題だったスタミナ作りとともに2階級制覇した元世界王者・畑山隆則も手がけルディ・エルナンデストレーナーに師事してアベンダーニョ対策も授かった。「この1年長かった。世界戦を決めてくれた会長のためにも勝ちたい」。スーパーウエルター級世界王座は現役時代、東洋太平洋王座を8度防衛しながら世界挑戦できなかった金沢会長の悲願でもある。昨今の暫定濫発に対する批判もあるが、「世界戦を実現するためにドバイ、マイアミ、ベネズエラも行った。暫定でもチャンピオンはチャンピオン」と金沢会長はまな弟子に奮起を促した。

0 件のコメント:

コメントを投稿