1日後楽園ホールのセミファイナル8回戦は、名城信男に敗れた冨山浩之介(ワタナベ=バンタム級4位)の再起戦。元ランカー井川政仁(角海老宝石)と対戦した。
冨山は初回、右アッパーで痛烈なダウンを奪う好スタート。早い決着も予感させたが建て直した井川がシャープなストレートで踏張ると、中盤から富山が下がる展開に。それでも手数の多さと当て勘のよさでクリーンヒットを奪い続け、フィニッシュは欠いたものの地力を示す判定勝ちをマークした。スコアは78-75.78-74.80-71。
名城戦でも初回に倒している冨山は「ボクはいつも1ラウンドだけですね。あれ(ダウンシーン)は格好よかった(笑)。距離取る相手なので正直KOは難しいと思った。目指したのはフルマークの判定勝ち」。フルマークは一人だけだったが、内容に手応えの冨山は顔を腫らしつつも笑顔だった。
瀬川正義(横浜光=1位)と田口良一(ワタナベ=11位)のL・フライ級ランカー対決8回戦は、出だしにリードを許した瀬川が3回からパワーアップ。小気味いい打ち合いを制して78-76.77-75.78-74 と判定勝ち。新鋭田口に初黒星をつけた。
もう一つの8回戦は昨年の新人王・高山樹延(角海老宝石=ウェルター級10位)が右を爆発させて和田直樹(花形)を3度倒して2回TKO勝ちした。
他の結果は次の通り(左が勝者)
6回戦
カルロス・リナレス(帝拳)TKO1回 タタク・ハリウィヤント(インドネシア)
工藤洋平(角海老宝石)TKO4回 野中孝政(MT)
笠原健人(ワタナベ)負傷判定6回 和氣年邦(MT)
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