西岡、リナレス出場のダブル世界タイトル戦は、前座にも興味深いカードが決まっている。東洋太平洋フェザー級チャンピオンで世界に向けて快進撃中の細野悟(大橋)が、元チャンピオンで世界挑戦も経験したベテラン、榎洋之(角海老宝石)の挑戦を受けるタイトルマッチ12回戦だ。
11日の記者会見には細野、榎も同席。細野が「榎さんは僕の中で評価が高い。必ずKOで勝つ」と強気のKO宣告をしたのに対し、榎はベテランらしく「自分を挑戦者に選んでくれてありがとうございます」と控え目のコメント。7月の再起戦を落としていることもあり「これが最後のチャンスだと思ってがんばります」ときっぱり決意表明。
プロデビュー以来15連勝12KOの細野が、このまま勢いに乗って勝てば、世界に向けて弾みがつこう。また榎がベテランの意地を見せ細野を破ると、熱望していた世界再挑戦の可能性も出てくる。
この日は他に日本S・フェザー級の新チャンピオン、三浦隆司(横浜光)が同級5位で「かつらボクサー」として有名になった小口雅之(草加有澤)を相手に初防衛戦に臨むほか、WBC世界S・バンタム級10位・下田昭文(帝拳)出場の8回戦(相手未定)もある。
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