西岡利晃とホルへ・リナレスの帝拳ジムの世界チャンピオン・コンビが凱旋試合--10月10日東京・国立代々木競技場第二体育館で予定されるダブル世界タイトル戦の陣容が決まり、11日東京ドームホテルで記者会見が開かれた。西岡は保持するWBC世界S・バンタム級王座の3度目の防衛戦で、同級6位のイバン・エルナンデスを相手に、リナレスはWBA世界S・フェザー級王座の2度目の防衛戦で同級7位のフアン・カルロス・サルガドと、いずれもメキシコの強豪を挑戦者に迎える。
リナレスが27勝18KOならサルガド(24)も20勝14KO1分という「不敗対決」となった。一方西岡の相手エルナンデス(26)はS・フライ級で一度は世界王座(WBO)についたことがあり、その後体重苦から2階級上のS・バンタム級にアップした右のボクサーファイター。25勝15KO3敗1分の好成績を残している。
しかし西岡、リナレスともに直近の防衛戦をアウェイのメキシコで行い、印象的なKO防衛を果たして、乗りにのっているだけに「勝つことは確信している。前回のゴンサレス戦以上にインパクトのあるKOで勝ちたい」(西岡)「日本で試合がてきて本当にうれしい。2年8か月ずっと待っていたからね。KOでも判定でもいい。(最近6試合)ずっとKOだから、今度もKOかも。がんばります」(リナレス)と、揃って必勝宣言。
なおこのダブル世界戦はWOWOW開局以来初の大がかりなイベント「WOW FES(ワウ・フェス)」の目玉イベントとして企画され、当日午後3時からのボクシングの生放送は、ノンスクランブル、つまりBS放送が受信できればWOWOWに加入していなくとも視聴が可能だ。
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