WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)に挑む同級4位ネストール・ロチャ(米国)が8日、神戸市のジムで公開練習を行い2回のスパーリングを披露した。
ロチャは世界初挑戦。それがいきなり4試合連続KO防衛がかかる安定王者とあってか「長谷川は世界1のサウスポーにして頭脳派。今までで一番タフな試合になるが、わたしも今までで一番激しいトレーニングを積んできた。少し怖さもあるが興奮してきている」と慎重な口ぶりに意気込みをのぞかせた。
ロチャのトレーナーは畑山隆則を支えたルディ・エルナンデス氏。その弟で元WBA、WBC世界スーパーフェザー級王者ヘナロさんは横紋筋肉腫で自宅療養中だ。ロサンゼルスのジムではスパーリングで手合わせもしたというロチャは「出発前に彼が幸運を祈ってくれた。彼がよくなることを信じている」と長谷川を破っての海外奪取で朗報を届ける決意。
スパーは真正ジムに長期滞在し14日は長谷川の前座で出場する元WBC世界フライ級王者マルコム・ツニャカオ(フィリピン)が相手。2回の攻防は顔見せ的にスタートしたが次第に激しい撃ち合いへと発展。「ロチャは接近戦がすばらしく右はアッパーもフックも強い。でもアウトボクシングされたときの戦い方はもっと強化しないといけないのではないか」。ツニャカオはロチャ攻略法を指摘し、長谷川の防衛成功を予言した。
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