9度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)が7日、神戸市のジムで公開練習を行った。
トレーナーでもある山下正人会長と2回のスパーリング。2回スパーすれば必ずKO防衛してきたゲン担ぎから360秒にわたって軽快な動きを披露した。「やるだけやったんであとは体重だけ。プロとしてベストな状態で臨めるよう心掛けてやってきた。KOで勝てれば一番だがそれにこだわらず、12回すべてをとって勝ちたい」と4試合連続KO防衛への色気を封印した。
この日は七夕。小学校に入った長男・大翔くんが短冊に書いた願い事が長谷川の防衛だったエピソードを自ら明かし、減量苦のピークに笑顔を作った。そして「ただの9回目の防衛戦。いつも初防衛戦の気持ちでやってる。勝ちにこだわってやってきたい」と意気込みを語った。
視察したロチャ陣営のルディ・エルナンデストレーナーの父ホセさんは「さすがにいいチャンピオンだ。偉大な王者に挑戦できることは喜びだがロチャも発展途上。相手が強くてもやってみなけりゃ分からない。問題は年齢」と現在28歳でまだベテランとも言えない長谷川の衰えを予言。18歳のプロデビュー時から見守るロチャの番狂わせを期待した。
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