OPBF(東洋太平洋)S・ウェルター級タイトルマッチの前日計量が19日、後楽園ホールで行われ両選手が一発合格した。3度目の防衛戦となるチャンピオン、飛天かずひこ(日高和彦から改名=新日本木村)は68.6キロ。1位挑戦者で日本同級王者の野中悠樹(尼崎)は69.8キロ。=写真=
リミットより1キロ以上軽く仕上げながらも、飛天は「減量がこれまでで一番しんどかった」と明かした。今回は筋力系よりも技術的なトレーニングに重点を置いたという。「(野中は)穴がたくさんある。俺の穴を突かれないように、そこをどう崩していくか」と語った。
一方の野中は日本王者として2戦連続で1位挑戦者を退け上昇中だが「いい時期に試合が決まってくれた。調整はばっちり」と落ち着いて話した。昨年9月の古川戦で負った右足首のはく離骨折も完治したそうだ。
サウスポーの両者は2007年10月以来の再戦となる。その試合は飛天がダウンを喫しながら挽回し判定勝ち。現在の王座を手に入れたが、今回の再戦に野中の日本ベルトはかけられていない。「俺が勝つと『まだベルト持ってるの』ってなる」と飛天は自信たっぷりに言う。一方の野中も「前回と違って僕のレベルは上がっている」と自らの成長をアピールする。
S・ウェルター級トップの座を争う両雄だが「この次、国内で盛り上がるとしたら俺と湯場(忠志)さんの試合でしょう」と王者飛天は“その先”についても言及していた。
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