1日にタイのバンコクで行われたWBA暫定フライ級タイトルマッチに勝利した江藤光喜(白井・具志堅S)が2日、バンコク発の便で成田空港に到着。「海外で勝つって意外と気持ちいいもんですね」と笑顔で喜びを語った。
殊勲の勝利を挙げた江藤(右)と野木トレーナー |
暫定王者コンパヤック・ポープラムック(タイ)との試合は激戦。判定では勝てないと考えていた江藤は倒すつもりで前半に勝負をかけた。これに失敗すると、中盤以降は集中力が切れそうになる場面もあったそうだが、セコンドから「あきらめるな」と言われ続けて最終回へ。12回は「あきらめないでぶっ倒せ」というセコンドの言葉を頭の中で反復し、残り20秒でダウンを奪った。この土壇場のダウンで採点をひっくり返すという劇的な勝利だった。
「技術的には満足していない試合だったけど、気持ちは最後まで出せたと思う。振り返るとやっぱりうれしい。暫定だけど価値のある勝利だったと思う」とは本人の弁。
暫定タイトルマッチのオプションをタイ側が握っているため、次戦はタイに出向いて防衛戦となる可能性もあるというが、期待されるのは正規王者ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)への挑戦だ。波に乗る江藤は「実現すれば絶対に勝つ自信がある」と強気だった。
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