2013年8月1日木曜日

亀田和毅が判定でWBOタイトル獲得

スピードでアンブンダを翻ろうした亀田和

 WBO世界バンタム級タイトルマッチが1日、フィリピン・セブ島のウォーター・フロント・セブシティーホテル&カジノで行われ、同級5位の亀田和毅(亀田)は王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)を3-0の判定で下し、日本人として初めてWBOタイトルを獲得した。アンブンダは初防衛に失敗した。

 身長162センチのアンブンダが171センチの和毅を追いかける展開。スピードで上回る和毅はジャブを上下に散らし上々の立ち上がりを見せた。

 アンブンダはガードを固めながら前に出たが、和毅のスピードについていけない印象。パンチを振り下ろしてもブロックされるか、足をつかってかわされるというパターンが続いた。一方の和毅は中盤からカウンターを狙い、右ストレートも積極的に使った。ガードの高いアンブンダのディフェンスを崩すことはできなかったが、ボディブローは効果的だった。

 最後まで大きな山場はなかったものの、和毅が終始押し気味に試合を進めていた印象。採点は118-110、116-112、117-111で挑戦者を支持した。世界初挑戦でベルトを手にした和毅は28勝18KO。初黒星となったアンブンダは20勝10KO1敗。

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