明日12日、大田区総合体育館でゴングとなるダブル世界戦の計量が11日、都内で行われた。4度目の防衛戦を迎えるWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)、初防衛戦となるWBC世界フライ級王者の八重樫東(大橋)はともにリミットで計量をクリア。世界前哨戦に挑む元世界2階級制覇王者の長谷川穂積(真正)も元気な姿を見せた。
KO防衛を目指す山中(右)とニエベス |
山中はリミットの53.5キロ。計量後に水分を補給するとたちまち体から汗が噴き出る代謝の良さで「調子はばっちりですよ。KOで勝ちます。何ラウンドがいいですか?」と報道陣に笑顔で語りかけ、足早に会場をあとにした。挑戦者ホセ・ニエベス(プエルトリコ)は53.3キロ。
八重樫(右)とブランケットは握手でエールを交換 |
フライ級タイトルマッチは八重樫、挑戦者オスカル・ブランケット(メキシコ)ともに50.8キロ。ブランケットとがっちり握手を交わした八重樫は「想定していたよりも体格差はなかった。ただ体の芯は強いと思うので、気を付けて戦いたい」と試合のイメージを膨らませた。
完勝を目指す長谷川(右) |
ヘナロ・カマルゴ(メキシコ)との世界前哨戦(56.7kg契約10回戦)に挑む長谷川にも報道陣が殺到した。42勝34KO15敗の戦績を誇るカマルゴについては「ビデオも何も見ていない。初めて見てこんな顔かと思った」と興味はなさそうだったが、今回の試合が世界挑戦に向けた最終テストとなる可能性が高いだけに「慎重に戦ってしとめるときにしとめたい」。大胆かつ細心に戦うつもりだ。
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