山中、4団体ナンバーワン宣言 ダブル世界戦調印式

　8月12日大田区総合体育館で行われるダブル世界戦の調印式と記者会見が10日、都内のホテルグランドパレスで開かれ、4度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者の山中慎介（帝拳）が力強くKOを宣言した。

 

勢ぞろいした4選手。それぞれ気合が入っている

　プエルトリコから挑戦者ホセ・ニエベスを迎えた山中は「最高の試合をして期待に応えたい。KO？　もちろん狙います」とこの日も自信のコメント。WBO同級王者の亀田和毅（亀田）が来場すると知らされると「WBOだけじゃなくWBAとIBFのチャンピオンもWBCのチャンピオンが一番強いと思うような試合をする」と語り、マイクを握る手に力を込めた。

　WBC世界フライ級タイトルマッチでは、挑戦者オスカル・ブランケット（メキシコ）が気合いを見せた。スタッフが靖国神社で購入したという必勝と書かれた日の丸ハチマキを締めて「アキラ、きみのチャンピオン在位期間はあと2日。2日間十分に楽しんでおくように」と挑発。王者の八重樫東（大橋）は「この2日間、精一杯楽しみたいと思います」と答え、笑いをとった。

　バンタム級の試合展開を問われた浜田剛史代表は「相手は山中の左を警戒して守りにまわると予想されるが、そこで攻めることも考えられる。一瞬たりとも目が離せない試合になる」と意外性に言及。フライ級について大橋秀行会長は「八重樫が足を使うと予想している人が多いと思うが、八重樫は1ラウンドから打ち合います」と予想を裏切る真っ向勝負を宣言した。

　試合の模様は12日午後7時から8時54分まで日本テレビ系列で放映される。