マカオのベネチアン・リゾート&カジノで27日行われたWBOアジア太平洋S・バンタム級タイトルマッチはダウン応酬の激戦の末、王者ジェネシス・セルバニア(フィリピン=WBO6位)が挑戦者の冨山浩之介(ワタナベ=日本バンタム級6位)に9回負傷判定勝ちで防衛。スコアは2-1だった。
冨山(右)はセルバニアと激闘を演じた |
初回、ダウンを奪ったセルバニアだが、冨山が2度ダウンを奪い返して白熱。3回、王者がまた倒したが、冨山は食い下がる。9回、偶然のヘッドバッドでセルバニアがカットを負い、試合はストップ。9回を含めたスコアカードは2ジャッジが87-82、86-83でセルバニアが優勢。もう一者は85-84で冨山がリードしていた。
ゾウ(右)はプロ2勝目 |
この日のメイン、フライ級6回戦は北京、ロンドン連続金メダル獲得のゾウ・シミン(中国)が4月のデビューに続き、プロ2戦目。相手のメキシカン、ヘスス・オルテガに対し、距離を制圧。左右ストレート、フックで仕掛ける。パンチをボディーから顔面へ浴びせ、アリーナを沸かせたが、オルテガもゾウのガードが下がる隙をつき、右をアゴに決め抵抗。それでもゾウに危険な場面はなく、3ジャッジ一致の59-55で勝ち名乗りを受けた。ゾウは2勝。オルテガは3勝2KO2敗。Photo/SUMIO YAMADA
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