2013年7月24日水曜日

シャムガルが尹を下す 芹江は辛勝 7.24後楽園

 
右で攻め立てる芹江(右)。小澤も力を示した

◇56kg契約8回戦
芹江匡晋(伴流)[2-0(77-76×2、76-76)]小澤有毅(筑豊)
 元王者で日本S・バンタム級1位の芹江に対し、2011年全日本新人王の小澤が臆することなくファイトした。小澤は3回まで芹江の変則的な動きに戸惑っていたが、4回に右カウンターを決めてダメージを与えてからは互角の展開。小澤はキレのあるボディブローや左フックを決め、芹江も負けじと右を打ち下ろした。最後は体力に勝る芹江が競り勝った。芹江は24勝10KO5敗。小澤は10勝2KO2敗。
 
シャムガル(左)は後半に逆転

◇65kg契約8回戦
シャムガル興一(オザキ)[8回1分31秒負傷判定2-1(76-65×2、75-76)]尹文鉉(ドリーム)
 日本ウェルター級4位の尹と元ランカーのシャムガルの一戦は初回にアクシデント。バッティングで尹が左目上部をカットし、シャムガルに減点1。ストップを恐れた尹は接近戦を仕掛け、積極的にショートパンチと左ボディブローを繰り出し前半をリードした。しかしシャムガルは中盤から執拗なボディ攻めで尹を追んだ。6回からは激しい打撃戦となり、シャムガルは7回に右でダウンを奪う。最終8回に負ったシャムガルのカットが原因で試合が終わった。
 
最終回、小竹の左が林をとらえる

◇S・ライト級8回戦
小竹雅元(三迫)[8回47秒KO]林和希(八王子中屋)
 日本8位のサウスポー小竹と強打が自慢の林の対戦。林は手数が少なく、瞬間的に強打を爆発させるスタイル。2回に右アッパーから右ストレートにつなげてダウンを奪い、4回にも右で小竹をぐらつかせた。しかし小竹は5回に左ストレートを痛打しチャンスを演出。互いにペースを掌握しきれないまま迎えた8回、小竹の右フックで林がダウンし、立ち上がったもののテンカウントが数えられた。

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