WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチが23日、東京ビッグサイトで行われ、王者の多田悦子(32=フュチュール)は同級1位アナベル・オルティス(27=メキシコ)に1-2(97-93、94-96×2)の判定で敗れ、10度目の防衛に失敗した。
多田(左)は後半よく追い上げたが涙 |
オルティスは序盤から飛ばした。積極的に手を出し、クリンチ際でも強引にパンチを繰り出すなどしてペースを掌握。きれいにボクシングをしたい多田のリズムを崩すことに成功した。
劣勢の多田は後半から追い上げを開始。7回からは得意の左ストレートが上下に決まり出したが、拮抗した状態を抜け出すまでにはいたらない。疲れの見えるオルティスも最終回に抵抗。多田の追い上げはわずかに及ばなかった。プロ初黒星を喫した多田は12勝2KO1敗2分。亀田プロモーションと契約しているオルティスは15勝5KO3敗。
◇S・ライト級8回戦
RJ・アノオス(比)[2-1(77-75、77-76、76-77)]島村国伸(ワタナベ)
身長で上回る島村はうまく距離を取って有効なヒットを重ねるスタイル。しかし好戦的なアノオスのアタックを受け、左右のパンチを被弾する場面もたびたび見られた。島村はパンチをもらいすぎて採点に響いた。
◇58kg8回戦
関本純太(勝又)[3-0(80-74×2、80-73)]森田大介(角海老宝石)
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