ボバディージャを左ボディーで攻める大毅(右) |
8日、愛知県の名古屋国際展示場にて行われた「亀田三兄弟全国行脚 四 in 名古屋」のメインイベント、バンタム級10回戦は、WBA世界S・フライ級2位にランクされる亀田大毅(亀田)がアーロン・ボバディージャ(メキシコ)を6回12秒TKOに下し、一昨年12月の世界挑戦失敗(対テーパリット戦)からの再起後6連勝を飾った。
1、2回の序盤は足を使って回っていた大毅だったが、徐々に圧力を強め、左ボディーを交えながら左フックから右クロスのコンビを繰り返し、ロープへと追う。3回開始後にはボバディージャも意地を見せ、リング中央での打ち合いを試みるが長くは続かず、大毅の左ボディーで後退。またも大毅は左フックからの右クロスで攻め立てる。しかしロープ際の接近戦ではボバディージャがコツコツと左右アッパーを当てる場面もあった。
続く4回に大毅はペースを変える。リングいっぱいに大きくサークリングし、ジャブを突いた。5回になると倒す指示が出たのか、最初から前に出て左右ボディーでボバディージャを下がらせる。ボバディージャの抵抗に被弾が増え、一度は距離を取った大毅だが、再び圧力をかけるとボバディージャは効いたのか、ボディー攻撃に明らかに嫌な素振りを見せた。そして6回開始早々、大毅がまとめに入ったところで、セコンドがコーナーからギブアップの意思を見せると、レフェリーが割って入り、試合がストップされた。
また今回も東日本大震災チャリティーマッチと銘打たれ、名古屋発のアイドルユニットdelaのライブやチャリティーオークションが行われた。チャリティーオークションでは亀田三兄弟から寄贈された品(大毅、和毅が練習で使用したグローブ、興毅の描いた油絵)がオークションにかけられ、それぞれ高額で落札された。《S》
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