東洋太平洋S・ウェルター級タイトルマッチが25日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンのチャーリー太田(31=八王子中屋)が元日本ウェルター級王者で同級1位の沼田康司(29=トクホン真闘)を9回2分40秒KO下し、8度目の防衛に成功した。
チャーリー(右)が沼田との激闘を制す |
4団体で世界ランク入りしているチャーリーと強打を誇る沼田の一戦は、期待にたがわぬ熱戦となった。
序盤はチャーリーが試合功者ぶりが目を引いた。ブロックを固める沼田に対し、肩の力を抜いたスピード重視の連打を打ち込み、沼田が攻めて出ると、一転してブロッキングでディフェンス。チャーリーがスキルの高さを見せつけ上々の滑り出しを切ったが、沼田も負けてはいなかった。
沼田は4回、右ストレートをヒットさせてチャンスを作り、会場を一気に盛り上げる。その後もチャーリーの強打を被弾しながら、強烈な左右フック、左ボディブローを打ち込んでV7王者に対抗。6回、チャーリーの右が決まって沼田がダウンを喫するが、ここでも試合は決まらなかった。
その後もチャーリーのパンチの精度は高かったが、沼田の強打が決まってチャーリーの動きが一瞬鈍る場面もあり、スリリングな攻防が続いた。しかし9回、チャーリーの右が決まると沼田はうずくまるようにダウン。コーナーに座ったままテンカウントを聞いた。チャーリーの戦績は23勝16KO1敗1分。沼田は20勝15KO7敗1分。
◇フライ級8回戦
石川幹也(三迫)[3-0(77-75、77-74、79-73)]元木謙太(レパード玉熊)
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