日本L・フライ級タイトルマッチの記者会見が25日、都内で開かれ、チャンピオンでWBA同級3位の田口良一(ワタナベ)と同級1位の井上尚弥(大橋)が8月25日、神奈川県座間市のスカイアリーナ座間で対戦すると発表された。井上は地元の座間で辰吉丈一郎に並ぶプロ4戦目での日本タイトル獲得に挑む。
健闘を誓い合う田口(左)と井上。中央は座間市のマスコット「ざまりん」 |
スーパールーキー井上の日本タイトルマッチ発表とあって、会場の後楽園飯店には、世界タイトルマッチ並みの報道陣が詰めかけた。
スーツ姿でマイクを手にした井上は「辰吉さん以来23年ぶりのタイ記録ということで気合いが入っている。記録は意識していなかったが、戦う以上は記録を作りたい」と意気込みを語った。
田口の印象を問われると「正統派、教科書通りのボクシングをする選手」と評価しながらも「圧倒的に勝ちたい。しっかり勝敗が分かる形、KO決着にしたい」と強気なところを見せた。
今回が初防衛戦となる田口は「1年前のスパーリングでやられてしまった。リベンジということもあり、ぜひ対戦したかった」と怪物と称される新鋭との対戦を歓迎。その上で「今までで一番大きな試合。勝てば人生が変わるビッグチャンス。何が何でも勝ちにいく」と闘志を燃やしてみせた。
渡辺均会長によると、WBA3位の田口にとってこの一戦は「世界タイトルマッチ前哨戦」という位置付け。大橋秀行会長は「井上がこの試合に勝てば5戦目、6戦目での世界挑戦もあり得る。世界を獲れば、みなさんが望んでいる井岡一翔戦をいつか必ずやりたい」と今後のプランを語った。
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