2013年6月6日木曜日

亀田和毅の世界初挑戦発表 8.1比国で


アンブンダの写真を手に必勝を誓う和毅

 亀田家三男・和毅(21)の世界初挑戦が6日、都内の亀田ジムで正式発表された。8月1日、フィリピン・セブ島のウォーターフロント・セブシティ・ホテル&カジノでWBO世界バンタム級王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)に挑む。和毅のWBOランキングは同級5位。

 純白のスーツで会見に臨んだ和毅は「とうとう来た。小さなときからこのために練習をしてきた」と喜びを隠さなかった。勝てば3兄弟全員が世界チャンピオン。夢をかなえるチャンスが訪れ「プレッシャーはあるけれど、それに勝ってチャンピオンになりたい」と武者震い。

 4月からのWBO・IBF解禁にあたり、国内の世界挑戦者資格は世界・東洋・日本王者いずれかの経験者に定められた。メキシコを拠点にキャリアを積み、地域タイトルをコレクションしてきた和毅は該当せず、このたび海外での挑戦となった。それでも和毅は「場所はどこでもいい。強いもんが勝つんやから」と試合の実現を歓迎。ちなみに開催地のセブを過去に訪れた経験はないという。

 チャンピオンのアンブンダ(32)は20勝10KO無敗のオーソドックス型。記録サイト「ボックスレック」では身長154センチで小柄だが、躍動感にあふれダイナミックな戦法を得意とする。アマチュア時代はアテネ五輪に出場し、フライ級ベスト8の実績。07年6月にプロデビュー。自国王座やWBO地域王座戦でキャリアを積み、今年3月にタイのプンルアン・ソーシンユーを判定で破って世界チャンピオンに輝いた。

「俺のスピード、ボクシングを見てほしい。誰が見ても勝ったという試合をする」と和毅は意気込んでいた。

0 件のコメント:

コメントを投稿