昨年10月に世界王座から陥落した元2階級制覇王者の粟生隆寛(29=帝拳)が7月13日、米ラスベガスで再起戦を行うことが決まった。試合はS・フェザー級10回戦で対戦相手は未定。帝拳ジムが21日に発表した。
大勢の記者から質問を受ける粟生 |
この日、練習前に取材に応じた粟生は「よかったという気持ちはあるが、うかうかはしていられない。アメリカではアピールのできる勝ち方をしたい」と意気込みを語った。
昨年10月、ガマリエル・ディアス(メキシコ)に敗れて王座陥落。以来、カットした箇所の出術を受けたり、ラスベガスに長期滞在してトレーニングを積んだりして再起に向けての準備を進めてきた。ラスベガスではキューバ人トレーナー、イスマエル・サラス氏の指導を受けて刺激を受けている。
「キューバの人はバランス、足の運び、ポジションを大事にしている。細かいところまで念入りに指導してもらい新しい発見がある」。サラス氏の指導に加え「世界戦をやりだしてから近くなっていた」という距離感を修正することも今後の課題だという。
「(世界挑戦は)早ければ早いに越したことはないけど、もう一度やらせたい、と思わせるような試合をしないといけない」。
だれもが納得する試合をして、再び世界のリングでファイトする足掛かりを作るつもりだ。
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