7月13日ドイツのドレスデンでWBO世界S・ミドル級王者ロバート・スティーグリッツ(32=ドイツ)に挑戦することが決まった同10位の清田祐三(29=フラッシュ赤羽)が18日、都内のジムで記者会見し、日本初のWBOベルトとS・ミドル級タイトル奪取を誓った。
スティーグリッツの写真を手に闘志を燃やす清田 |
清田が待ちに待った世界挑戦を手に入れた。話がきたのは4月。オーバーワークで脱水症状を起こして救急車で病院に搬送され、東洋太平洋タイトル7度目の防衛戦をキャンセルした直後だった。
「正直世界をあきらめかけたこともあったし、タイトル戦をキャンセルして気持ちが落ち込んでいた時期。決まったという話をもらったときにはびっくりしたしテンパった」
日本選手にとって前人未到のS・ミドル級タイトル挑戦だけに、すぐさま周到な準備をスタートさせた。東洋太平洋S・ウェルター級王者のチャーリー太田(八王子中屋)やヘビー級の藤本京太郎(角海老宝石)ら国内重量級の選手をピックアップ。最終的には200ラウンドのスパーリングで仕上げ、ドイツに乗り込む予定だという。
「相手は連打がきいて、スピードもある選手。自分はどちらかといえばアウトボクシングだけど、今回は揺さぶりをかけて攻勢をとっていきたい。1ラウンドから出ていけるよう練習をしている」。
実績からいえば清田の不利は否めないが、1発で倒せる強打の持ち主だけに、何が起こるかは分からない。ドイツに乗り込む清田は「WBOのベルトは自分に一番似合うと思う。勝って他団体のベルトと統一したい」と夢を膨らませていた。
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