2013年5月8日水曜日

宮崎が初防衛に成功 5回TKO勝ち



 WBA世界ミニマム級タイトルマッチが8日、大阪ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)で行われ、チャンピオンの宮崎亮(井岡)が7位の挑戦者カルロス・ベラルデ(メキシコ)を5回2分22秒TKOで下し、初防衛に成功した。

 宮崎はスタートから足を使わず、接近してのボクシングを選択した。左のダブルなどコンビネーションで攻める宮崎い対し、ベラルデはガードを高く上げながら、得意とする左右のボディブローを打ち込んで対抗。立ち上がりは互角の印象だ。

 アッパーを交えたスピードあるコンビネーションを見せる宮崎だが、足を使わない上にガードが低いので、ベラルデのパンチを被弾するシーンもたびたびあった。左目を腫らした宮崎は3回終了間際、ベラルデの左フックで一瞬腰が砕けた。

 持ち味である鋭い出入りがなかなか出ない宮崎は5回、初めて距離を取ったボクシングを試みた。ようやくジャブも見せ始めた矢先、前に出たベラルデに右から返しの左フックを決めると、22歳のメキシカンはキャンバスに大の字。レフェリーはテンカウントを数えずに試合をストップした。宮崎(24)は19勝11KO3分。ベラルデ(22)は22勝13KO3敗1分。

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