サポート上げに挑んだ岩佐(中央)。(左)タイガー、(右)野本工務店の野本社長 |
世界を目ざす岩佐亮佑(セレス)が一風変わったトレーニングに臨んだ。24日、都内の建設現場で「サポート上げ」を体験した。サポートとは建設現場の重要な支柱となる鉄のパイプで、これを岩佐は上階の作業員に押し上げるようにして渡し続けた。
企画したのは意外な人物、元OPBF3階級王者クレイジー“タイガー”キムさんだ。自らが現役時代にしていた仕事で「現場で一番ハード」(タイガーさん)というこのサポート上げが、ボクシングのトレーニングにも有効だと実感した。そこで(株)野本工務店の共感を得、いま募集をつのっている。トレーニングと収入の一挙両得というわけだ。
トレーニングの一環としてこの日参加した岩佐は「サポートを上げるという作業が(ボクシング練習の)理にかなっているのは分かりました」と汗をぬぐった。下階から押し上げるほうはアッパーやわき腹の強化につながり、上階で受け取るほうも引き上げる力と足腰の鍛錬になるという。当然、実際の工事現場なのでピリッとした緊張感があるが「作業に慣れてきたといって集中力を欠くとケガにつながる。僕も前戦ではそのためにピンチを招きましたし、勉強になりました」と語った。
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