2013年5月3日金曜日

佐藤、敵地防衛へ第一関門突破

 

 タイ、シーサケットで行なわれるWBC世界S・フライ級タイトルマッチの計量が2日午後3時半(日本時間午後5時半)シーサケットのブンスリホテルで行なわれ、王者佐藤洋太(協栄)、地元の挑戦者シーサケット・ソールンビサイともに52.1キロのリミット一杯でパスした。
 
 敵地のハカリを警戒する王者サイドはウェイトを規定より100グラムアンダーに調整。予備計量でほぼリミットの数字を出して一安心し
た。しかし佐藤は「プロモーターの前で計ってリミットだったからここから増えるわけがないが、気は抜かない」と言って本計量に臨んで一発でバス。うまそうにオレンジジュースを口にした。

計量前に行なわれたメディカルチェックの結果は以下の通り。

佐藤 血圧130/90 脈拍41 体温37.2、シーサケット 血圧120/80 脈拍42 体温37.2
 
 
 
 明日の本番を待つばかりとなった佐藤は「今はとにかくホッとしています。これからはいつものように24時間しっかり栄養を取って戦える身体にします。ここまで早かったですね。試合が決まると辛く厳しい日々が続くので長く感じることもありますが、計量が終わると早かったと思います。敵地ということでいろいろ心配して準備もしてきました。でも特別なことは何もなかったが、すべては勝つこと。妨害があっても勝てば問題ではないし、勝てなかったら何の意味もない」と言い、タイの世界戦で日本人初勝利を目指す心境については「気負いなんてないです。たいした試合じゃない。シーサケットは弱くはないが、強いとも思いません」とこれまでの発言を繰り返した。
 
 
 試合が行われるコンムアンスリ競技場はインドア。エアコンは控え室だけだがホールには多くの扇風機が霧とともに風を送る環境となっている。またオフィシャルはスーパーバイザー=アルベルト・レオン。レフェリー=グイド・キャバレリ。ジャッジ=ホセ・ファン・ゲレラ、ジョン・マッキー、ジェシー・レイジェス

WBC50周年記念のミニベルトをプレゼントされて喜ぶ佐藤

計量後の食事を摂る挑戦者とポップ・トレーナー(左)。そしてジムメイトのスリヤン

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