アルゼンチンの安定チャンピオン、WBO世界S・フライ級王者オマール“ウラカン”ナルバエス(37)が土曜日25日(日本時間26日)、挑戦者フェリペ“ガジィート”オルクタ(27=メキシコ)を迎え、7度目の防衛戦に臨む。試合はブエノスアイレスのメッカ、ルナパークで行われる。
記者会見したナルバエス(左)とオルクタ |
オルクタ(27勝23KO1敗)はバンタム級で戦っていたが、当初挑戦が内定していたダニエル・ロサス(メキシコ)に代わり世界タイトルに挑む。だが“代役”という印象はなく、2戦前にはS・フライ級のWBC米大陸王座をゲット。1敗は新人トーナメント決勝でロサスに喫したものだが、高いKO率を誇るメキシコ軽量級の切り札的存在。ランクも1位に上がり、名将ナチョ・ベイリスタイン氏とのタッグで王座奪取を期している。
「とてもハードなフルラウンドの試合を想定しています。最近の試合は楽勝、早い決着ですが、今回は状況が異なります。私はすばらしいチャンピオンと対戦します。でもそのためにいい準備をしてきたので、勝つメンタリティーがあります。判定でもKOでも勝てる用意があります。ナルバエスはすばらしい選手ですが、KOチャンスがめぐってくれば、それを逃す手はありません」
一方、WBOフライ級王座を16度防衛。S・フライ級でもコンスタントに防衛を重ねるナルバエス(38勝20KO1敗2分)はキャリア26度目の世界戦。10歳年少のメキシカンを相手にも動じる素振りを見せない。
「彼のサイズとリーチの長さは中への侵入が難しいでしょう。でも私には豊富な経験があり、多くの挑戦者たちは私より大柄でした。私にはボクシングのバラエティーさがあり、自分より大柄な選手を苦にすることがありません。彼らに強打を打ち込み、耐えることもできます。土曜日、サプライズは起こらないでしょう」
試合はアルゼンチン、メキシコのほか、多くのラテンアメリカの国々でTV放送される。
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