6日、大田区総合体育館で行われたダブル世界戦のメインイベント、WBA世界S・フェザー級タイトルマッチは、チャンピオン内山高志(ワタナベ)が9位の挑戦者ハイデル・パーラ(ベネズエラ)を5回2分15秒KOで下し、7度目の防衛に成功した。
内山は左ジャブをていねいに突くいつも通りの立ち上がり。この日は右ストレートも初回から積極的に打っていったが、パーラは上体の動きが柔らかく、これはすぐに当たらなかった。
挑戦者のパーラは見た目以上にパンチに伸びがあった。内山はジャブの差し合いで思いのほか優位に立てず、逆にジャブや左フックを被弾する場面もあり、右目の下を腫らした。
五分五分の展開ながら、徐々にプレッシャーを与えた内山。試合が動いたのは4回だった。内山が右を打ちおろしてダメージを与えてラッシュ。ここでノックアウトはならなかったが、フィニッシュは5回に訪れた。両者の距離が接近した瞬間、内山の左ボディブローがレバーに炸裂すると、パーラはキャンバスにうずくまって悶絶。レフェリーがテンカウントを数えた。
内山がフィニッシュのボディブローを決めた瞬間 |
内山(33)は20勝17KO1分。パーラ(30)は20勝10KO1敗1分。
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