アマチュアボクシングの世界的管轄団体AIBA(国際ボクシング協会)が大幅なルール改訂に踏み切っている。試合に出場できるボクサーの年齢制限は従来34歳が上限だったが、男女ともエリート(成人)は19~40歳とし、大幅に引き上げた。またエリート男子に限りヘッドギアを着用しないという大変重要な変更も。これはまず国内では全国大会レベルの大会で採用される。AIBA主管の大会で初めて「ヘッドギアなし」となるのは、8月の世界選手権大会からとなる。
エリート男子はこのヘッドギアがなくなる(イメージ写真) |
さらに大きな変更は――採点法を10点法に改め、勝敗結果の呼称についても、従来のRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)を用いず、TKO(テクニカル・ノックアウト)とするなど、ますます現行のプロで採用されている方式に近づいた感がある。
日本アマチュアボクシング連盟は基本的にAIBAのルール改訂を国内でも反映させるが、採点の具体的な付け方などはっきりしていない点もあり、一気に新ルールでということにはならない模様。5月26日の日連通常総会までにはっきりさせているはずだ。
なお、15日発売のボクシング・ビート7月号で今回のAIBAのルール改訂を特集している。
0 件のコメント:
コメントを投稿