2013年4月21日日曜日

ダウン応酬 フューリー米国デビュー


 英国ヘビー級ホープの1人、タイソン・フューリーが20日(日本時間21日)ニューヨークMSG(シアター)に登場。元IBF世界クルーザー級王者スティーブ・カニンガム(米)とIBFヘビー級2位の座を争った。

 身長2メートル5センチとクリチコ兄弟を上回る長身選手フューリーに対し、これがヘビー級3戦目のカニンガムは、身長だけでなく体重も約20キロ軽量と小柄な印象。しかし2回、カニンガムの右を食らった英国人はマットにダイブする。同じ英国ヘビー級デビッド・プライスの二の舞かとも思われたが、3、4回を乗り切ると、5回からフューリーが攻勢。体格差で押し込む英国人は7回、ロープにカニンガムを追い込み、最後は右ストレート、アッパー、フックを痛打。仰向けに横転したカニンガムは立ち上がることができなかった。KOタイムは2分55秒。

 ウラジミール・クリチコ挑戦に一歩近づいたフューリー(24)は21勝15KO無敗。リング上でマイクを持ち歌を一曲披露するエンターテイナーぶりだった。体格差に泣いたカニンガムは25勝12KO6敗。

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