2013年4月10日水曜日

三浦「愛される王者に」 帝拳2王者会見

 


 世界戦から一夜明けた9日、帝拳ジムで山中慎介と三浦隆司の両チャンピオンが会見に応じた。
 
 ふたりともKO勝ちという最高の結果を出しただけに「体が痛いけれど心地いい」(山中)、「まだ夢を見ている感覚」(三浦)と笑顔で語った。特に2度目の挑戦を実らせてチャンピオンになった三浦は「(地元の)秋田に帰って父に報告したい」と、1月に不慮の死をとげた父・政志さん(享年58)に思いをはせていた。

 難敵ツニャカオを撃退した山中は「予想どおりうまかったし、左ボディーストレートと右フックを警戒していましたが、何度かもらってしまった」と快勝にも浮かれる様子はない。新王者・三浦も「(KOするまで)4度も倒さないといけなかったのは自分の詰めの甘さ」と課題を自覚していた。

 浜田剛史・帝拳代表によると両チャンピオンの次戦は未定ながら「ダメージもないし、夏か秋には」とのこと。山中は「強い相手を用意してほしい」とすっかりおなじみとなったセリフを口にし、さらに「来年ぐらいには本場でやってみたい。S・バンタム級でも自信はあります」と絶好調。三浦も「皆に愛されるようなチャンピオンになりたい」と抱負を述べた。

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