八重樫(左)は松本トレーナーとミット打ちで最終調整 |
4.8両国国技館のトリプル世界戦でWBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)に挑む6位の八重樫東(大橋)が1日、横浜市内のジムで練習を公開した。飛び級2階級制覇を目指す八重樫と、大橋秀行会長が意気込みを語った。
─サウスポー対策について。
八重樫「プロでサウスポーとの対戦は辻さんだけで、その試合は負けている。アマチュア時代も苦手意識があったけど、今回はそれを克服するいい機会だった」
─間合いがポイントになるのか?
八重樫「それは関係ない。ステップイン、ステップアウト、足のスピードでカバーできると思う」
─2階級制覇については。
八重樫「そこにこだわってはいない。あくまで五十嵐選手に勝つということです」
─フィジカルトレーニングの成果は?
八重樫「今回のトレーニングも壮絶で、何度もくじけそうになったけど、(同じ拓大出身の)内山高志先輩と一緒に乗り切りました。ひょっとしたら試合で分かるかもしれません」
─どんな試合展開になるのか。
大橋「激闘になると思います。五十嵐選手も八重樫をあえて挑戦者に指名したくらいですから意地があるはず。これでアウトボクシングをしたらずっこけちゃいますよね。いずれにしても見合ってしまったら五十嵐選手のペース。スタートダッシュが大事になると思います」
─体格差について。
大橋「確かに体格差はあるけども、減量に苦しまなくてすむ八重樫にメリットがあると思う。9割方勝つんじゃないかと思っています」
同門の翁長吾央と2ラウンドのスパーリングは軽いマス程度。練習を見た帝拳の浜田剛史代表は「手の内を見せないとかではなく、もう十分に仕上がっているということでしょう」と余裕があった。
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