WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に挑むマルコム・ツニャカオ(真正=フィリピン)が4日、都内の帝拳ジムで練習を公開。2001年3月、ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)にタイトルを奪われて以来12年ぶりとなる世界タイトルマッチに意欲を見せた。
35歳のツニャカオが世界タイトル奪取に向けて静かに闘志を燃やした。
「確かにこの12年は長かったが、あきらめたことは一度もなかった。なぜなら私はチャンピオンになりたかったから。いまは最初に世界タイトルを獲った21歳のときと同じ気持ちだ」
山中については「左右どちらのパンチも警戒しているが、特に気を付けたいのは、みなさんも知っている通り彼の左」とした上で、「でも準備はできている。チャンスがあればKOも狙いたい」と自信ものぞかせた。
今回の大一番に向けては世界挑戦経験もあるAJバナルらフィリピン人パートナー2人に加え、同門の長谷川穂積ともスパーリングを重ねた。特に長谷川とのスパーリングは「(山中と長谷川は)どちらもスピードとパワーを兼ね備えた選手だけど、長谷川のほうがテクニックがある」と大きな収穫になった様子。
左から山下会長、ツニャカオ、エリベルト・ゲホン・トレーナー |
記者会見後の練習では年齢を感じさせないスピード感あふれるシャープな動きを披露。「8日はリゴンドーやドネア、パッキャオのような試合を見せる」と語るツニャカオは山中にとって手ごわい相手となりそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿