村中が判定勝ち 渡邊は東洋ランカー下す

 

勝利の村中（左）と粘る阿知和

◇Ｓ・フライ級8回戦
村中優（フラッシュ赤羽）[3-0（77-76、78-74、79-75）]阿知和賢（ワタナベ）
　スタートからフルスロットルは阿知和。ＷＢＡフライ級９位の村中を食ってやろうと激しく攻め立てた。村中も冷静に上下に打ち分けて応戦。左フック、右クロス、アッパーとクリーンヒットを重ねたが相手はタフだった。阿知和は休まずに攻め続け、時にいいパンチをあてて会場を沸かせた。
　阿知和は失速することなく、終盤は村中と激しい打撃戦を展開。最終回はダウン寸前まで追い込まれたが、最後まで手を出し続けた。村中はパンチの精度で大きく上回った。村中は18勝５ＫＯ１分。阿知和は８勝２ＫＯ９敗２分。

 

渡邊（右）がダウンを奪ったシーン

◇Ｓ・フェザー級8回戦
渡邊義友（レイＳ）[2-1（78-75、76-75、75-76）]ディゾン・カグオン（比）
　プロ５戦目の渡邊がＯＰＢＦ５位のカグオンと対戦。渡邊は初回、左フックから右をフォローして早くもダウンを奪った。２回以降はアウトボクシングを展開する渡邊を、カグオンが追いかける展開。渡邊は左フックやワンツーをカウンターで打ち込み前半は優勢だったが、ラウンドを重ねていくとペースダウン。カグオンのプレスに苦しめられながら、辛くも逃げ切った。渡邊は４勝３ＫＯ１敗。カグオンは13勝７ＫＯ８敗。

◇Ｓ・ライト級6回戦
鈴木義行（マナベ）[3-0（58-57×3）]川村恵二（フラッシュ赤羽）
◇53㎏契約６回戦
船井龍一（ワタナベ）[3回1分40秒ＫＯ]ギッティ・オーベンジャマッド（タイ）
◇フェザー級8回戦
高林良幸（ＲＫ蒲田）[3-0（58-55、58-54、58-56）]佐藤克哉（ドリーム）