2013年2月2日土曜日

亀海が右1発 2回KO勝利 

 

 WBC・S・ライト級6位の亀海喜寛(帝拳)が2日、後楽園ホールで150ポンド契約10回戦に臨み、ホセ・アルベルト・レアル(メキシコ)に2回1分59秒KO勝ちした。

 長身のレアルはジャブとワンツーを主体にしたボクシング。右のパンチには迫力を感じさせた。亀海はレアルのパンチにカバーリングで対応し、チャンスをうかがった。

 クライマックスは突然訪れた。2回、亀海が右ストレートを放つと、レアルの腰が砕ける。このチャンスに亀海が追撃するとレアルは力なくダウン。レフェリーがテンカウントを数えた。

 勝利した亀海は「勝って当たり前という雰囲気でプレッシャーがあった。来年の初めころまでに世界タイトルマッチがでたらうれしい」とファンに向かって話した。今後はアメリカを中心に試合をしていく予定。戦績は22勝19KO1分。
 

◇ミドル級10回戦
中川大資(帝拳)[3-0(96-94、97-94、98-93)]下川原雄大(角海老宝石)
 前日本S・ウェルター級王者(現3位)の中川は馬力を生かして前に出るいつものスタイル。対するミドル級3位の下川原はジャブを打ちながら距離を取ろうと試みたが、前半は中川のプレスが有効で、前日本王者が優位に試合を進めた。3回には右をヒットさせてKOチャンスも作った。
 下川原の反撃は8回。ワンツー、フックを決めて中川を追い込み、その後も果敢に攻めたがここまで。最後は両者ともダメージと疲労でフラフラだった。
 

◇S・バンタム級8回戦
石本康隆(帝拳)[3回2分43秒TKO]内田義則(セレス)
 日本2位の石本は初回からシャープなパンチをテンポよく打ち込んだ。3回、左ボディブローを効かせて内田が大きく後退したところでラッシュ。一方的に打ちまくるとレフェリーが試合を止めた。内田はいいボディブローを決めた場面もあったが1発に泣いた。
 

◇60.2㎏契約8回戦
箕輪達郎(帝拳)[3-0(77-75×2、78-76)]増田靖之(石神井S)

◇フェザー級8回戦
佐々木洵樹(帝拳)[6回2分46秒TKO]長濱慎吾(セレス)

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