2013年2月20日水曜日

元世界王者の李 東洋太平洋タイトル決定戦はドロー



 東洋太平洋フェザー級王座決定戦が20日、後楽園ホールで行われ、元WBA世界S・バンタム級王者で東洋太平洋2位の李冽理(横浜光)が、フィリピン王者の同3位のシリロ・エスピノ(比)と1-1(115-113、112-116、114-114=李が前者)の判定で引き分け、タイトル獲得はならなかった。

 世界タイトルから陥落して以降の試合が3戦2勝1敗。勝った2試合も劣勢から逆転勝ちを拾うなど、このところスランプ気味の李がこの日も苦しんだ。

 身長が低く距離を詰めたいエスピノに対し、李はかつてのようなアウトボクシングを試みたが、瞬発力のあるエスピノは跳びこんで左右のフックをヒット。李はエスピノをうまくさばけずリードを許し、中盤からはスタイルを変えて接近戦に活路を見出そうとした。

 接近しての攻防で、李は細かいパンチを当ながらも、エスピノの見栄えのいいパンチを少なからずもらった。8回を終わっての公開採点は、エスピノが2-0(77-75×2、76-76)でリードした。李は終始動きにキレがなかったが、最後は何とか引き分けに持ち込んだ。

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