2013年2月27日水曜日

三好が新王者に 女子OPBFバンタム級


 27日、川崎市とどろきアリーナで行われた東洋太平洋女子バンタム級タイトルマッチ8回戦は、挑戦者で1位の三好喜美佳(川崎新田)がチャンピオンの東郷理代(アルファ)を2-1(77-75、77-76、75-77)の判定で下しタイトルを獲得した。東郷は初防衛に失敗した。
 
三好(右)が右ストレートで東郷を攻める

 29歳の三好は37歳の東郷に過去3度対戦して全敗(うち2度はKO負け)。そんな大きな壁を乗り越えるべく、この日はスタートから気持ちで押していった。技術で勝る東郷に対して愚直に前に出て手数を出すボクシングを展開。試合は打撃戦となり、三好は東郷のアッパーやフックを食らう場面もあったが、旺盛なスタミナで戦い抜いて接戦を制した。

◇ウェルター級8回戦
梁正勲(韓国)[3-0(77-76、78-76、78-75)]シャムガル興一(オザキ)
 東洋太平洋ウェルター級10位の梁はパワーに欠けるものの、スタートから前に出て積極的に手を出した。日本S・ライト級6位シャムガルは固いカバーで有効打を許さなかったが、常に先手を許してあまり手が出ず、最後までいいところなく試合を終えた。

◇フェザー級8回戦
片桐秋彦(川崎新田)[5回1分54秒TKO]源大輝(ワタナベ)
 片桐は足がよく動して、テンポのよいボクシングを展開した。右のカウンターをはじめコンパクトなパンチを面白いよういヒット。ここまで7勝6KO1敗の戦績を持つ強打の源にストップ勝ちした。これで片桐は12勝4KO6敗1分。

◇71㎏契約8回戦
清水優人(木更津グリーンベイ)[3-0(78-75、78-74、79-73)]西田光(川崎新田)
 長身の清水が右ストレートと左フックで先制。中盤はともによく手を出し、西田が距離を詰めて攻勢の場面もあったが、有効打では最後まで清水が上回った。

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